Cボタンユニット七変化2015年03月19日 01:56
「ニンテンドウ64のコントローラの特徴は?」と問えば十人が十人「3Dスティック」と答えるであろう。
アナログスティックを標準搭載したことでまさに「ゲームが変わる、ロクヨンが変える」を実感したものだ。
だが、3Dスティックの陰に隠れて重要な脇役がある。「Cボタンユニット」だ。
今日はCボタンユニットへの愛を語ろうと思う。
Cボタンユニットはただの4つのボタンでしかないのだが、配置の妙によってさまざまな使い方ができる。
よって4つのモノを選択するのに使用できる。
同様のことは十字キーでもできるだろうが、十字キーと違い斜め入力をしてしまう危険がないという利点がある。
またゲームキューブのABXYボタンでも可能だが、4つが整然と並んでいること、主となるABボタンが残せることが優っている。
例: ポケモンスタジアムのバトル中の技選択

ポケモンの4つの技を上下左右に対応付けることで、すべての技を1動作で選択することができる。
これにより、本編での十字キーでカーソルを動かしAで決定する形と異なり、画面上に選択肢を表示する必要がなくなる。1画面でポケモン対戦をするために相手の技選択を見せないことは必須事項である。
ゲームキューブのABXYボタンでも4つの選択は可能だが、並びが整然としていないため画面上の表示が不恰好になってしまうし、技の使用以外の動作がRやLなどの不自然なボタンに飛ばされてしまうだろう。
例: パイロットウィングスのカメラ

3Dスティックで自機を動かし、Cボタンユニットでカメラを動かせる。
十字キーでも同様の操作は可能だが、コントローラー左側には十字キーとLボタンしかないのに対し、右側にはCボタンユニットとRボタンに加えA・Bボタンがあるため、上位互換と言える。
コントローラーの左と真ん中を持つレフトポジションを使うソフトがほとんど存在しないことからその優位性は明白だ。
そして、必要な分だけ切り売りして自由な組み合わせで使える。

左右で回り込み
上下で寄り・引き
これは十字キーでも可能だが、斜めを押してしまう危険が無い分、上下と左右に別の動作を割り振るにはCボタンユニットの方が向いている。

上は視点変更
左右はカメラ操作
下はブレーキ

左下右で3つのアイテムを使用
上は視点変更および妖精の呼び出し
このような細かい分割もお手の物。
さらには、絶妙な配置によりA・Bボタンとも組み合わせることすら可能である。

A、下、右、左、上の5ボタンがこの順で音高に対応している。
Cボタンユニットが無ければこのオカリナ操作は生まれなかっただろう。
実際、のちのシリーズでも音楽を演奏するギミックは毎回のように入っているのだが、
風のタクトの風のタクトも、トワイライトプリンセスの遠吠えも、スカイウォードソードの琴も、皆オカリナのような自由演奏は不可能である。
(夢幻の砂時計の笛はまあ頑張れば演奏できなくもないかな…)
また64版ゼルダの移植版も、ゲームキューブは単純にA+Cスティックに対応させただけで操作しづらい上に音高の並び順が直感に反しており、3DS版では順にLRYXAと広範囲に散らばってしまっている

この作品では当時主流であった「6匹を見せ合い、相手を見た上でバトルに出す3匹を選ぶ」という対戦形式を公式に取り入れた。
このために、Cボタンユニットに加えA・Bボタンを合わせた6つのボタンを6匹のポケモンに割り当て、3匹の選択を行う。
ここでABとCボタンユニットがほぼ2×3の長方形に並んでいるため、順番が分かりやすい。
技の選択と同じく、ここでも相手に見せずに確実に選択することが必要になる。これもCボタンユニットにしかできない芸当だろう。
十字キーやアナログスティックで6方向を選ぶのはきちんと押せているか不安になる。GCのABXYLRでも可能だが並びが不自然である。
ポケモンスタジアムではオプションやメニューを開くのにC右や上が使われたり、
GBの操作でスタート・セレクトボタンをC左・下に割り振ることができる。
スマッシュブラザーズではCボタンはすべてジャンプに割り当てられている。
・6点で点字を打つのに便利そうだ。
アナログスティックを標準搭載したことでまさに「ゲームが変わる、ロクヨンが変える」を実感したものだ。
だが、3Dスティックの陰に隠れて重要な脇役がある。「Cボタンユニット」だ。
今日はCボタンユニットへの愛を語ろうと思う。
Cボタンユニットはただの4つのボタンでしかないのだが、配置の妙によってさまざまな使い方ができる。
単純4ボタン
まず第一に、Cボタンユニットは実体としてあくまで4つの別々のボタンである。よって4つのモノを選択するのに使用できる。
同様のことは十字キーでもできるだろうが、十字キーと違い斜め入力をしてしまう危険がないという利点がある。
またゲームキューブのABXYボタンでも可能だが、4つが整然と並んでいること、主となるABボタンが残せることが優っている。
例: ポケモンスタジアムのバトル中の技選択

ポケモンの4つの技を上下左右に対応付けることで、すべての技を1動作で選択することができる。
これにより、本編での十字キーでカーソルを動かしAで決定する形と異なり、画面上に選択肢を表示する必要がなくなる。1画面でポケモン対戦をするために相手の技選択を見せないことは必須事項である。
ゲームキューブのABXYボタンでも4つの選択は可能だが、並びが整然としていないため画面上の表示が不恰好になってしまうし、技の使用以外の動作がRやLなどの不自然なボタンに飛ばされてしまうだろう。
4方向指示
4つのボタンが正方形に並んでいるため、3Dスティックに次ぐ第2の方向入力として使える。その用途を示すように上下左右のマークも付いている。例: パイロットウィングスのカメラ

3Dスティックで自機を動かし、Cボタンユニットでカメラを動かせる。
十字キーでも同様の操作は可能だが、コントローラー左側には十字キーとLボタンしかないのに対し、右側にはCボタンユニットとRボタンに加えA・Bボタンがあるため、上位互換と言える。
コントローラーの左と真ん中を持つレフトポジションを使うソフトがほとんど存在しないことからその優位性は明白だ。
そして、必要な分だけ切り売りして自由な組み合わせで使える。
2方向指示×2
例: マリオ64のカメラ
左右で回り込み
上下で寄り・引き
これは十字キーでも可能だが、斜めを押してしまう危険が無い分、上下と左右に別の動作を割り振るにはCボタンユニットの方が向いている。
2方向指示+1+1
例: F-Zeroの操作
上は視点変更
左右はカメラ操作
下はブレーキ
3ボタン+1ボタン
例: ゼルダの伝説のフィールド上操作
左下右で3つのアイテムを使用
上は視点変更および妖精の呼び出し
このような細かい分割もお手の物。
さらには、絶妙な配置によりA・Bボタンとも組み合わせることすら可能である。
4ボタン+A
例: ゼルダの伝説のオカリナ(など楽器)操作
A、下、右、左、上の5ボタンがこの順で音高に対応している。
Cボタンユニットが無ければこのオカリナ操作は生まれなかっただろう。
実際、のちのシリーズでも音楽を演奏するギミックは毎回のように入っているのだが、
風のタクトの風のタクトも、トワイライトプリンセスの遠吠えも、スカイウォードソードの琴も、皆オカリナのような自由演奏は不可能である。
(夢幻の砂時計の笛はまあ頑張れば演奏できなくもないかな…)
また64版ゼルダの移植版も、ゲームキューブは単純にA+Cスティックに対応させただけで操作しづらい上に音高の並び順が直感に反しており、3DS版では順にLRYXAと広範囲に散らばってしまっている
4ボタン+A+B
例: ポケモンスタジアムのポケモン選択
この作品では当時主流であった「6匹を見せ合い、相手を見た上でバトルに出す3匹を選ぶ」という対戦形式を公式に取り入れた。
このために、Cボタンユニットに加えA・Bボタンを合わせた6つのボタンを6匹のポケモンに割り当て、3匹の選択を行う。
ここでABとCボタンユニットがほぼ2×3の長方形に並んでいるため、順番が分かりやすい。
技の選択と同じく、ここでも相手に見せずに確実に選択することが必要になる。これもCボタンユニットにしかできない芸当だろう。
十字キーやアナログスティックで6方向を選ぶのはきちんと押せているか不安になる。GCのABXYLRでも可能だが並びが不自然である。
その他
4つ使い切る必要もない。ポケモンスタジアムではオプションやメニューを開くのにC右や上が使われたり、
GBの操作でスタート・セレクトボタンをC左・下に割り振ることができる。
スマッシュブラザーズではCボタンはすべてジャンプに割り当てられている。
余談
・ストリートファイターが64に出てたら弱中強×パンチ・キックの6ボタンがAB+Cボタンユニットに綺麗に収まったろうに。・6点で点字を打つのに便利そうだ。
Switch用ファミコンコントローラでファミコン以外のゲームをプレイしてみた
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ファミコンで9×9ドット文字表示(ほか)
ポケットプリンタ制御
ゲームボーイの電池交換に導電インク
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