たまりば

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Firefoxのメニュー縮小
2009年09月23日 21:04

Firefoxを画面の小さいPCで使うとメニューバーが邪魔だ。
以前の記事で書いたが、表示項目を消すことはアドオンでできた。しかしそれでも一つ一つの項目が幅を取っているのが問題だ。特に「ブックマーク」は6文字もある。
これを書き換える方法をずっと探していたのだが、今日ついに成功した。
こんな具合である。
メニュー項目短縮
やり方はこうである。
  • 「(Firefoxインストールディレクトリ)\chrome\browser.jar」を探す。
  • 実体はzipファイルなので適当なソフトで解凍する。
  • その中を見ると「content\browser\browser.xul」があるので開く。
  • <menu id="file-menu" label="&fileMenu.label;"
    accesskey="&fileMenu.accesskey;">
    などとあるので、「label="フ"」などと書き換える。
  • 文字コードUTF-8で保存する。
  • 元通りzip圧縮し、ファイル名をbrowser.jarに書き換える。
以上である。だいたい想像がつくと思うが、相当無茶なことをやっているので注意した方がよい。label名を変数でなく直書きにしているし、そもそもこのファイルは直接書き換えるようなものではない。
またこの方法ではなぜかヘルプのみ書き換えられないのと、アクセスキーの表示を消すことができない欠点もある。
もっといい方法を知っていたら是非教えて欲しい。

(追記)
もっといい方法が見つかった。探すところが絞れてれば見つかるもんだね。
ja.jar
を解凍した中の
locale\browser\browser.dtd
に文字列が書かれているので、それを書き換えるだけ。こっちの方が安全だと思います。(昨日書いた方法で「編集」を書き換えたら、メニュー項目を非表示にするアドオンの「MenuEditor」の挙動がおかしくなったので。表示は消えないのに押しても無反応になる。今日の方法に変えても異常が消えないしどうしたもんかなあ…。)
ただやっぱりヘルプのみ書き換えられないし、アクセスキーの表示も消せない。
ヘルプはbaseMenuOverlay.dtdのhelpMenu.labelが怪しいんだけど書き換えても何も起こらなかった。

なおアクセスキーの方は別の方向から一応解決策が見つかった。
about:configのui.key.menuAccessKeyを「0」に設定するとアクセスキーが表示されなくなる。(参考)
が、これは実は表示されないだけではなく機能自体が無くなってしまう。自分はアクセスキーは使わないのでこれでも問題ないのだが、あまり望んでいた解決法ではない。
他の解決法を考えると、英語版とかを元にするといいかもしれない。
日本語のソフトは大抵
ファイル(F) 編集(E) 表示(V) 履歴(S) ブックマーク(B) ツール(T) ヘルプ(H)
みたくなってるから「ファイル」を「フ」にしても「フ(F)」にしかならないけど、英語だと
File Edit View History Bookmarks Tools Help
だから、「フF」とか「F」だけとかに書き換えるのが容易そう。(ってか↑書いてて思ったけど英語版ソフトって括弧+1文字の分の無駄がないからそもそも幅短いんだなあ)

最後に、現在のEeePCのFirefox。
Firefox@EeePC
これだけ狭くなれば横幅800pxのEeePCでも余裕でアドレスが表示できる。
  

  • 【変更】リンク色
    2009年09月16日 04:52

    既読リンクの色が未読リンクと同じで紛らわしかったため、リンク色を変更しました。
    というか…今までずっと同じだったっけ?  
    タグ :お知らせ

  • ポケウォーカー
    2009年09月16日 01:50

    ポケモンのソウルシルバーを買いました。

    で、ポケウォーカー。こんなやつです。
    ポケウォーカーポケウォーカー
    この機械、1分操作しないとスリープ状態に入り、真ん中のボタンを押すことでスリープが解除されるのですが、ポケットに入れておくとかなりの確率でボタンが押されてしまいます。
    説明書を見ると
    • ポケウォーカーをポケットやかばんの中に入れている場合などに、○ボタンが0.5秒以上押されてスリープモードが解除されることがあります。電池の消耗が早くなりますので、ご注意ください。
    とありますが…、どう注意しろというのでしょう。そんなことを書くくらいならボタンを押しづらく設計すればいいと思うんですが。

    というわけで改造してみました。原理は簡単。ボタンを出っ張らない程度まで削るだけです。
    表面を削ると不格好なので、裏を削ることにします。
    ボタンはこんな形をしているので、
    ポケウォーカーの中ボタン
    端と内側の円筒部分をカッターでそれぞれ1mmくらい削ります。素材は柔らかいので簡単に削れますが、小さいので作業はちょっと面倒。
    出来上がりはこちら。
    削った中ボタン
    これだけだとボタンにガタが出るので、本格的にやるならパテでうまく成形した方が良いかもしれません。面倒なのでやりませんが。

    本体にはめるとこんな感じ。
    ポケウォーカー改
    改造前の写真も撮っておけば良かったのですが、◀/▶ボタンと比べて見れば分かると思います。
    この状態で反応のテストをしてみましたが、硬い表面ではどうやっても押されず、ズボンをはいた太ももに押しつけてみると痛いくらいに押しつけてやっと反応するくらいです。尖ったものがない限りまず反応しないとみて良いでしょう。
    なお、指で押すにはほとんど問題ありません。
    (9/18追記)って最初は思ったけどやっぱりちょっと押しづらい…。まあ我慢できる程度だけど。  

  • Pocket Board PURE
    2009年09月09日 03:30

    昨日HardOffのジャンクコーナーでPocket Board PUREという機械を買いました。検索用にカタカナで書くとポケットボードピュアです。
    こんなやつです。
    PocketBoardPURE_上面
    中をあけるとこんな感じ。
    PocketBoardPURE_中
    見ての通り、キーボードと画面があります。
    ということは文字を打って表示して、あわよくば保存できそうな気がしますね。すなわちポメラ的な使い方ができそうな。
    店で見かけて気になったので、家に帰ってきてググってみました。すると一応文字打って保存はできそうな感じです。というわけで再度出かけて買ってきました。
    (ちなみに前機種のPocketBoardは書きかけのメールを保存しておくことができないそうだ。書いたメモを編集できないということでメモ用途には向かない。)

    で、まあ本来の使い方は、上面のDoCoMoロゴとか中のケーブルからして分かるように、携帯(ドコモ限定)に繋いでメールを送るというものです。
    なのでメモ用途に使うには多少問題も多いのですが、まあ値段が値段なので何でも許せます。
    まずメールを書こうとしたら、いろいろ設定が済んでないと怒られました。アクセスポイントやら携帯番号やらいろいろ登録しなきゃいけないようです。
    仕方がないので「0000000000」(10桁!)とか、「a」とか「あ」とかそんな感じで登録。
    メールアドレス「a」の「あ」さんに送るメールを書くとします。
    ここで本文を打つ前に件名を入力せねばならず、なかなか手間を取らせます。件名も「あ」でいいや。

    さてやっと本文。本文を打つ画面はこうなっています。
    PocketBoardPURE_画面
    入力欄は全角で横25文字の縦5文字。まあ十分かな。フォントは12px固定で、ちょっと小さめだけど漢字は十分読めるレベル。ただ字が横幅いっぱいにデザインされているので複雑な字は隣の字とくっついて読みにくいのが残念。半濁点が読みやすいのには好感。

    漢字変換のインターフェイスはこんな感じ。
    PocketBoardPURE_漢字変換
    一語づつしか変換できない点では低性能だが、そのほかの面では特に問題はない。候補選択はPCで変換するのと同様に、スペースキーや変換キーで変換し、さらに何度か押すか、あるいは上下キーで候補が切り替わる。変換対象の選択は左右キーだ。
    どうもこれの前の機種の「PocketBoard」では候補選択が矢印キーでしかできず面倒だったらしい。

    そしてこのブログとしては何をおいても書かなきゃならないのがキーボード。大きめの画像を置いておくのでまずは見てほしい。
    PocketBoardPURE_キーボード
    なんとこの小ささでQWERTY48キーを完備している。これはとても気に入った。何度も書いているが自分はキーの大きさを確保するためにキーを減らすキーボードは嫌いだ。
    キーピッチは10.5mmと狭く、さすがにタッチタイプは少々きつい。不可能ではないが、相当がんばらないと途中で打つキーがずれてしまう。
    あとこのキーボードは文字の割り当てが少々特殊だ。右下の\キーでは「\」が、右上の¥キーでは「¥」が出たり、Shift+^が~でなく ̄だったりする。半角では右下の\キーは何も出ない。Shfit+^とShift+0は両方「¯」で、「~」はどのキーでも出せない。あとキートップを見ると♥や☎といった記号が見えるが、これらの出し方は分からなかった。
    絵文字は別に出せるのだが、不思議なことにデザインが昔使っていたシャープの電子手帳のものとまるっきり一緒である。この機械はシチズン製である。絵文字の画像はまた今度。


    さて、折角なのでポメラと機能を比較してみよう。スペックはこのページが参考になる。
    http://www.mobilenews.ne.jp/news/1999/04/0401nttd.html
    以下PocketBoardPUREをPBと略す。
    電源は単4×2。ポメラと同じ。駆動時間はPB26時間に対しポメラ20時間。計測方法の差もあるだろうが一応勝ち。
    本体サイズも明らかにPBの方が小さい。一応折りたたみ時のポメラと比べると横幅はあるが、開いた状態で比べれば勝つ。
    起動時間は10秒ほど。それに加えて、メールボックスをメモ置き場代わりにしている関係上、そこに行くまでの時間が2、3秒かかってしまう。さすがにポメラの2秒には太刀打ちできないが、ミニPCの立ち上げ時間には余裕で勝てそうである。
    漢字変換機能は言うまでもなく負け。これでも前機種のPocketBoardよりは改善されたらしいのだが…。
    キーボードは、もちろん打鍵感は最悪であるが、ポメラとは大きさが全く違う以上単純に比べるわけにはいかない。この大きさなら許容範囲ではないかと思う。
    そしてPBの最大の問題点は、PCと繋げないという事である。文字を打つのはいいが他の機器に移動できないのでは使い勝手が悪い。謎の端子(どうやらRS-232C)があるが、使い方は不明である。転送用のソフトが市販されていたという情報があるが、買う気はしないし現在売っている気もしない。携帯(DoCoMoのみ。さらにMOVAのみという噂も)と繋げられればまだ使い道があるが、残念ながら私の携帯はauである。
    もっともこのキーボードと漢字変換で長文を書くつもりもないので、書き写すのでも問題ないかもしれない。

    まあそんなこんなで、それなりに使い物になるんではないかなーという気がしています。

    おまけ。HardOffではオリジナルブランドの電池を売ってるんですね。考えてみれば需要はあるもんなあ。
      

  • ATOKを試用してみる。
    2009年09月08日 15:07

    自分はATOKはあまり好きではない。MS-IMEに慣れた身にとって操作がしづらいのだ。
    が、まあMS-IMEはMS-IMEであまり良いものではない。特に2007になって頭が悪くかつ反応が鈍くなって非常に使いづらくなった。
    それでMS-IMEに嫌気が差したのもあり、ATOKに1ヶ月試用版があるのでちょっと試してみてもいいかなと思えてきたので、今入れたところである。

    以下ファーストインプレッション。頭の記号の意味は、
    ▼…非常に気にくわない
    ×…気にくわない
    -…中立
    ○…気に入った
    ◎…非常に気に入った
    また、括弧付きは初回のみの問題や気分の問題で、実使用の際の使い勝手に影響しないもの。

    まずインストール所感。
    (×) インストール中に勝手にHTMLなReadMeファイルを開かれるのはあまり好きではない。
    (×) インストーラを実行したらマウスが勝手に「セットアップ」のボタンの上に移動させられた。
    …まあこれは機能に関係ないんだけど。
    インストールが終わって再起動すると、MS-IME風のキー操作に設定したりMS-IMEからの辞書インポートができる。(ただし後述の通りインポートは実はできていない)

    続いて使ってみての感想。
    ▼ タスクバーに収納できない。
    ○ 「…」を「てん」で出せるように覚え込ますのにIME2007では百余回の変換が要ったが、ATOKは1回打ったら出るようになった。凄ぇ。
    ◎ 文字コード表がUnicodeのBMP外まである。
    - F10での切り替えにちょっと引っかかりがあるけど気にするほどでもない。
    ▼ 入力中にちょっと止まると下にバーが出るのが非常にウザイ。プロパティを見てみたが消せないのかなあ…。
    ○ 漢字検索はそれなりに便利。出る範囲はよくわからないがBMP中の日本語漢字?
    ○ IME2007で何故か消えた部首変換ができる。嬉しい。
    - 「」が出ない(IME2007では標準で出る)。単漢字辞書を入れていないせいかと思ったがそうでもない。
    × 「ちょさくけん」で©とか「とうろく」で®とか出ない。記号の読み方はIMEの方が多彩?
    (▼) IMEからインポートしたはずの単語はほとんど反映されていない。おかしいと思ってテキストファイルから改めてインポートするもほとんど失敗。見たところ「@から始まる読み」と「ăĕĭŭŏŋ以外の特殊文字」がインポートされていない。使い物にならない。
    (-) あと単語種別「短縮読み」のものが、変換結果が「短縮読み」になってるし。
    - でもATOKから登録すればきちんと登録できる。@始まりの読みも特殊文字(とか)もいけた。
    × 単漢字辞書はJIS第4水準までと書いてあるが、たとえばが出ない。でもを辞書登録して変換すると漢字情報が出る。よくわからない。
    - 初期設定はjis0208外の文字を抑制する設定になってたので、これを解除したらが出た。でもは出ない。
    - でもじゃあなんで®とか™とか最初から出てたの?
    × MS-IMEとの相違。 変換中に文節区切りを変えてそのまま次の文字を打っても変換が確定しない。
    × 拗音はBS1回で全部消える。SHIを打とうとしてSHUを打ってしまいBSを押すときに混乱。
    × ローマ字の登録の時、すでに割り付けられているところに登録できず不便。また、ゐ・ゑの登録の時、入力できないのでコピペするしかなく不便。
    - 文字入力時の下線がMS-IMEと違う。

    と、ファーストインプレッションはこんなところで。これから1ヶ月、可能な限り文字入力はATOKで行うことにする。何か気づいたらまた書く。  
    タグ :文字入力