たまりば

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元素のふしぎ展へ行ってきた
2012年09月30日 05:43

科学博物館でやっている特別展「元素のふしぎ」。

前々から行こうと思っていたのだが会期も終わろうという今ごろになってやっと行ってきた。


会場に入ってまずは導入的な世界と元素の関わりの展示。


あれ、鉄ってそんなに多かったっけ…?
…あ、そうか、核にあるから。


たいやきくんに手を振ってるやつ。種名だったんだ。


次に元素発見の歴史の展示。
この辺まではメインではないのであまり詳しくなくてちょっと残念。


昔の周期表。基本的に今のと変わりない。
もうちょい昔の三つ組元素とか地の螺旋とかオクターブ説あたりのを見たかったな。


ガラスにレーザーで彫刻するやつで電子雲の形を作ったもの。
これは今回一番感動した。
電子雲は平面で描いても分かりづらいし立体を作るにしても密度分布を表せないが、これならよく分かる。
売店にも小型のを売っていたのだがちょっと小さすぎて微妙。かと言って大きくしたらあれ結構高いし…。


そしてメインの118元素の展示。
基本的に「いっぱいあって凄かった」という感想しか出ないので、主題は割愛してどうでもいいことをちょっと紹介。


化粧品の材質の名前って無駄に凄そう。


単5がハブられてるふしぎ。


Alだけぐにゃぐにゃに曲がってる。
会期中叩かれ続けるとこんなに曲がるものなのか。Alって柔らかいんだなあ。


データはただの羅列であまり面白くないのだが、たまに意外な人が元素発見してたりして驚く。
ブンゼンさんってブンゼンバーナー作っただけの人じゃなかったのか…。
キルヒホッフさんも抵抗の研究してた人だとばかり…。

結構残念なのが、誤字が多いこと。
特にふりがなのミスは大量にあって、あっちこっちに修正シールが貼ってあった。

修正しきれなかったものもちらほら。


特にこれはやっちゃ駄目だろ…。

さて「元素のふしぎ」ということだが一番のふしぎは、

フッ素の単体の展示が無いふしぎ。


テクネチウムとかは分かる。放射性だから。

放射性でない元素はフッ素を除いて全て単体が展示してあったのでふしぎが際立つ。
フッ素ってまあ確かに危険ではあるんだけど、常設展にはずっと置いてあるし、ここにも置けそうなものだが。

他の元素ではここに単体の入ったケースが置かれている。
あまり写真を撮っていなかったがなんとか写ってるのがこれ。こんなケースがフッ素以外の全ての非放射性元素にある。


チラシをよく見ると、


やっぱりFだけケースが無い。

あとこのご時世しょうがないのだろうが、放射能の安全を訴える記述がちょっと気になるほど目に付いた。
「サンプルなので中身は空です」「体内ですぐ崩壊するので安全です」のようなものがそこかしこについている。

放射性元素の展示も無い…かと思いきや天然の鉱石とかウランガラスなど少しだけあった。

よく見るとどうやら鉛ガラスらしきもの(端にPbとか書いてあった)がはまっている。


遅く行ったおかげでタイムリーなものもあった。

9/27に理研がプレスリリースを出していたようだ。

最後に、好きな元素を投票するコーナーがあった。
…しかし残念なことに本日分の投票用紙は終了という。
入場者数くらい予想できるだろうし、投票できる人数を限る理由が分からない。システムがふしぎである。

仕方ないので投票しようとしたことをここに書くとしよう。

テクネチウムが好きだ。
語源「τεχνητός(人工の)」、さらにその語源の「τέχνη(技術)」が科学の力を体現しているようで好きだ。

タグ :科学日常

  • Post time : 2012年09月30日 05:43│Comments(0)
    URL欄を実験的に消してる間に廃止されてしまいました。まあいいか。
     
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