マクドナルドの商品券を計算してみた2009年06月02日 15:05
マクドナルドで値段が定額給付金な商品券セットが売り出され話題を呼んでいる。
ちょっと計算してみよう。
まず、券の内訳はこうだ。
・食物
(クォーターパウンダーチーズ/ビッグマック/えびフィレオ) × 10
(ダブルチーズバーガー/てりやきマックバーガー/チキンフィレオ) × 10
チーズバーガー × 9
ポテトM × 29
(サンデーチョコレート/チキンマックナゲット/ポテトM) × 3
シャカシャカチキン × 3
・飲料
ドリンクM × 29
ドリンクS × 8
コーヒー × 30
(※おもちゃの価値を判断するのは面倒なので、セットCをハッピーセットにする場合は考えない。)
これらの総カロリーを計算してみる。
複数選べるものはカロリーが最大のものを選ぶ。また、コーヒーにはガムシロップとコーヒーフレッシュを入れる。
よって価格当たり熱量は
35231kcal / 12000円 = 2.94kcal/円
となる。
一方マックポークを単品で頼み続けると
391kcal / 100円 = 3.91kcal/円
であり、こちらの方が4/3倍ほど効率が良い。
また、ジュースを除いた食物のみで考えると
28489kcal / 12000円 = 2.37kcal/円
となり、ハンバーガー単品(2.51kcal/円)に負ける。
しかしマックポークとハンバーガーは非常に安い値段設定なのでこれと比べるのは適切でないかもしれない。
他のビッグマック(1.70kcal/円)やてりやき(1.81kcal/円)と比べればかなりの高効率である。
-----
次に原価率を調べてみよう。当然確かな資料は無いが、色々な所にコピペされているこの資料を参考にしてみる。
バーガー類 :マックポークと同じ原価率てりやきと同じ原価率
ナゲット : 25円
ポテトM : 20円
ジュース類 : 0円
値段の高いものを選んで計算してみると、
原価率は
5968円 / 12000円 = 49.7%
これはかなり高い。単品のハンバーガーはかなり高原価率のはずだがそれを上回ってしまった。使われない券が一定量発生することを見越しているのだろうか。
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総合的に見て、これはかなりお得だと考えられる。
組み合わせが決められてしまっているマイナスはあるが、熱量・原価どちらの面から見ても通常ではありえない効率である。
計算する前はコーヒー30杯とジュース37杯のせいでかなり低効率になるだろうと考えていたのだが、さすがに2万円分が1.2万円で買えるというのはかなりのサービスのようだ。
ちょっと計算してみよう。
まず、券の内訳はこうだ。
・セットA商品券10枚整理してみる。
(クォーターパウンダー・チーズ/ビッグマック/えびフィレオのいずれか+ポテトM+ドリンクM)
・セットB商品券10枚
(ダブルチーズバーガー/てりやきマックバーガー/チキンフィレオのいずれか+ポテトM+ドリンクM)
・セットC商品券9枚
(お好きなハッピーセットもしくはチーズバーガー+ポテトM+ドリンクM)
・デザート・サイドメニュー商品券3枚
(サンデーチョコレート/チキンマックナゲット/ポテトMのいずれか)
・シャカシャカチキン1個商品券3枚
・プレミアムローストコーヒー(S)(ホットまたはアイス1杯)商品券30枚
・コールドドリンク(S)2杯商品券4枚
(マクドナルド公式ページより抜粋)
・食物
(クォーターパウンダーチーズ/ビッグマック/えびフィレオ) × 10
(ダブルチーズバーガー/てりやきマックバーガー/チキンフィレオ) × 10
チーズバーガー × 9
ポテトM × 29
(サンデーチョコレート/チキンマックナゲット/ポテトM) × 3
シャカシャカチキン × 3
・飲料
ドリンクM × 29
ドリンクS × 8
コーヒー × 30
(※おもちゃの価値を判断するのは面倒なので、セットCをハッピーセットにする場合は考えない。)
これらの総カロリーを計算してみる。
複数選べるものはカロリーが最大のものを選ぶ。また、コーヒーにはガムシロップとコーヒーフレッシュを入れる。
品物 | 熱量 | 個数 | 計 |
---|---|---|---|
クォーターパウンダーチーズ | 561 | 10 | 5610 |
てりやきマックバーガー | 506 | 10 | 5060 |
チーズバーガー | 303 | 9 | 2727 |
ポテトM | 454 | 32 | 14528 |
シャカシャカチキン(チーズ) | 188 | 3 | 564 |
(小計 | 28489) | ||
ファンタグレープM | 156 | 29 | 4524 |
ファンタグレープS | 101 | 8 | 808 |
コーヒー+α | 47 | 30 | 1410 |
(合計 | 35231) |
よって価格当たり熱量は
35231kcal / 12000円 = 2.94kcal/円
となる。
一方マックポークを単品で頼み続けると
391kcal / 100円 = 3.91kcal/円
であり、こちらの方が4/3倍ほど効率が良い。
また、ジュースを除いた食物のみで考えると
28489kcal / 12000円 = 2.37kcal/円
となり、ハンバーガー単品(2.51kcal/円)に負ける。
しかしマックポークとハンバーガーは非常に安い値段設定なのでこれと比べるのは適切でないかもしれない。
他のビッグマック(1.70kcal/円)やてりやき(1.81kcal/円)と比べればかなりの高効率である。
-----
次に原価率を調べてみよう。当然確かな資料は無いが、色々な所にコピペされているこの資料を参考にしてみる。
マクドナルド原価一覧表単純化するために次のように近似する。
■ハンバーガー
価格…80~100円 原価…45円
■チーズバーガー
価格…100円 原価…54円
ハンバーガーは原価が高く、あまり儲からないらしい。
■テリヤキマックバーガー
価格…260円 原価…78円
■ポテト(M)
価格…220円~240円 原価…10~20円
ポテトは利益率が高く、販売数も多いらしい。
■アップルパイ
価格…100円 原価…35円
■コーラ
価格…100円
原価…5円未満(紙コップと、カップのふた、ストロー、水、氷のみ)
おそらく5円もしない。実はマクドナルドのコーラ原液はコカ・コーラ社から無償提供
■マックナゲット
価格…250円
原価… 5円 /1個 合計原価25円
■コーヒー(ホット)
価格…100円
原価…2,5円
バーガー類 :
ナゲット : 25円
ポテトM : 20円
ジュース類 : 0円
値段の高いものを選んで計算してみると、
品物 | 推定原価 | 個数 | 計 |
---|---|---|---|
クォータ | 204 | 10 | 2040 |
Wチーズ | 186 | 10 | 1860 |
チーズ | 147 | 9 | 1323 |
シャカ | 30 | 3 | 90 |
ナゲット | 25 | 3 | 75 |
ポテト | 20 | 29 | 580 |
(合計 | 5968) |
原価率は
5968円 / 12000円 = 49.7%
これはかなり高い。単品のハンバーガーはかなり高原価率のはずだがそれを上回ってしまった。使われない券が一定量発生することを見越しているのだろうか。
-----
総合的に見て、これはかなりお得だと考えられる。
組み合わせが決められてしまっているマイナスはあるが、熱量・原価どちらの面から見ても通常ではありえない効率である。
計算する前はコーヒー30杯とジュース37杯のせいでかなり低効率になるだろうと考えていたのだが、さすがに2万円分が1.2万円で買えるというのはかなりのサービスのようだ。
Post time : 2009年06月02日 15:05│Comments(2)
この記事へのコメント
ジュースが無償提供って、本気で言ってるんですか?
アメリカ発の都市伝説なのでダマされないようにね
アメリカ発の都市伝説なのでダマされないようにね
Posted by ponn at 2009年07月19日 07:58
うーむ、都市伝説なんでしょうかねえ。
私も大分怪しいとは思っていますが、そもそも今回の日記はあまり厳密な考察をしているわけではないので、特に気にするほどでもないかなと思っています。
むしろもっと結果に影響するのは、バーガー類全ててりやきと同じ原価率と仮定していることの方でしょうね。
私も大分怪しいとは思っていますが、そもそも今回の日記はあまり厳密な考察をしているわけではないので、特に気にするほどでもないかなと思っています。
むしろもっと結果に影響するのは、バーガー類全ててりやきと同じ原価率と仮定していることの方でしょうね。
Posted by いかづちSqueak at 2009年07月19日 17:30