たまりば

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Eee_USB内蔵(後)
2009年01月05日 08:43

前編の続き。
本体が割れたところでUSBメモリの方も分解する。分解しなくても入るけど、もう分解するつもりでいたので今更やめられない。
ツメで止まっていると推測し、ナイフでこじってみたがどうも開かない。
無理やり剥がしてみると接着されていた跡がある。道理で開かないわけだ。
USBメモリ内部
中身は基板2枚にチップが4枚。
USBメモリ基盤横
2枚の基板はコネクタで留まっている。
USBメモリ基盤分解
チップはよく見る大きさのやつ。統一規格だろうか。EeePC本体のSSDも同じ大きさのチップで構成されてる。
これがもうちょっと小さければUSBメモリがUSBコネクタの幅に収まって立体障害を起こさなくて便利なのに。

さて次はUSBメモリのUSBコネクタ部分を取り外す。
これも別に外さなくても入るのだが、後学のために。
こういうコネクタを外すのは案外大変である。
全部の足を同時に溶かせれば一発で外れるのだが、そうはいかないのでテンションをかけた状態で端から順に熱していく。
このとき、基板を固定して部品に力をかけつつハンダゴテを操る必要があるので、手が足りない。
ので足を使った。
手が足りない
万力とかあれば便利なんだけどね。買おうかな。
かなりの時間をかけなんとか外れた。だいぶコンパクトになった。
コネクタ分離

いよいよ配線である。
よく見るのは中にUSBハブを内蔵する改造だが、あまりいくつも機器を繋ぐ気はないのでUSBメモリに直結することにする。
線をつける場所はここの図を参考にした。ただこのサイトではGND線をハブに近い場所からとっているが今回その必要はないので、前編でも紹介したここの位置にした(つもりだった)。
GND線以外の場所は2サイトで同じである。
今回一番精密な作業、USBの信号線D+(緑)およびD-(白)のハンダ付け。
信号線ハンダ付け
結構うまく付けられた。
さらに+5V(赤)とGND(黒)もつけて本体側完了。
電源線もハンダ付け
USBは線の数が少なくて助かる。
線の色分けは規格に沿った。+が赤で-が黒は基本として、信号線のD+は赤の反対色の緑、D-は黒の反対色の白と覚えやすくできている。
実はここで2つのミスをしてしまった。
一つは折角の差動信号線をバラバラに配線していること、もう一つはGNDの位置をサイトの説明と違うところに付けてしまったことだ。
どうやら正常に動いているようなので致命的ではないようだが。
GNDについてはコネクタのガワがつくところっぽいのでたぶんGNDだろう。一応ハンダ付け前にサイトに書かれているGNDとの導通もチェックしてある。

なお、ここでUSBの信号線を付けている部分は、mini PCI Express用のコネクタを取り付けるためのパターンである。
上位機種にはこの位置にmini PCI Expressのコネクタがついていて、追加のSSDが搭載されていたり追加で搭載できたりする。
4G-Xでも信号自体は来ているのでここにコネクタを付ければ市販のEeePC901用SSDを取り付けることが可能らしい。
ただし来ている信号はEeePC独自のもので、本来のmini PCI Expressとは互換性がないらしい。

閑話休題、USBメモリ側は難なくハンダ付け完了。
USBメモリハンダ付け
絶縁として紙を巻いてある。
カプトンテープ(*)を使っているサイトをよく見かけるが、買おうかと思って調べたら結構高かったのでやめた。
* カプトンテープ : 耐熱、耐冷、低アウトガスの宇宙用テープ。

仮組みして起動確認。
仮組み
無事認識されてブート選択画面が出ている。
ブート画面
USB:USB USB Flash Drive 0.00」ってのが今組み込んだUSBメモリのようだ。
起動してスクリーンショット。OSからも正常に認識されている。
エクスプローラから確認

固定はセロテープも考えたけど、
セロテープで固定
やっぱりこっちも紙で。
紙で固定

正常動作を確認したところで、速度を比較。
外付けの時が
Sequential Read : 27.929 MB/s
Sequential Write : 4.196 MB/s
Random Read 512KB : 27.814 MB/s
Random Write 512KB : 1.695 MB/s
Random Read 4KB : 5.007 MB/s
Random Write 4KB : 0.022 MB/s
内蔵した時が
Sequential Read : 25.140 MB/s
Sequential Write : 4.346 MB/s
Random Read 512KB : 27.662 MB/s
Random Write 512KB : 1.505 MB/s
Random Read 4KB : 4.827 MB/s
Random Write 4KB : 0.021 MB/s
微妙に下がっているのはやはり信号線の付け方のせいでノイズでも乗ったのだろうか。

最後に使用感について。
実はかなり悪い。というか最悪である。
SSDの劣化を防ぐためにこちらを一時ファイル置場にするという目論見だったのだが、それには少々書き込みが遅すぎたようだ。
ブラウザのキャッシュを置いてみたところ、ファイルのダウンロード中や動画の読み込み中にブラウザの反応が恐ろしく鈍くなる。
また、当然読み込みも遅い。
OpenOfficeをインストールしてみたのだが、まずインストーラ(140MB)のダウンロードに2,30分。インストールしようとしたら最初にファイルを解凍するらしく、それに十数分。最後にインストール自体にも相当時間がかかって途中で寝てしまった。まあ30分はかかっていたのではないだろうか。
書き込みの遅さは確かに気にしていなかったが、それにしてもこれは遅すぎな気がする。
いくら遅いと言っても桁違いに遅いわけではない。数値上はせいぜい1/3程度なのにこれだけ違いが出るものなのだろうか。
とりあえずキャッシュに使うのはあきらめようかと考え始めている。
SSD耐久テストというページおよび同その2を見ると、マルチレベルセル(MLC)でも数年、シングルレベルセル(SLC)ならその10倍はもつようである。
もっと気軽に使うべきなのかな…。

さくせん「Cドライブだいじに」→「ガンガンいこうぜ」。


付録
[使用工具等]
・プラスドライバー
ねじを外すために。
・ラジオペンチ
USBのコネクタを外す際に金属側を持つために。
細かい部品を持つために。
・ハサミ
導線の被覆を剥くために。
紙を切るために。
・ナイフ
USBメモリをこじ開けるために。
マイナスドライバーが見つからなかったのでツメを外すために。
・プラスチックカード(パスネット)
外したツメが戻らないように噛ませるために。
隙間を滑らせてツメを外すために。
・マイナスドライバー
コネクタの付け外しに。
ツメを外す時に見つかっていればきっとツメを外すために。
・ハンダ付けセット(ハンダ、コテ、コテ台)
はんだの付け外しに。
・拡大鏡(n年の科学or学習の付録)&ペンライト
はんだ付けのチェックに。
・何かのパッケージ
ネジを入れておくために。
・新聞紙
畳を焦がさないために。
・EeePCが入ってた袋
基盤を外した時に画面が傷つかないよう挟むために。

[使用材料]
・8GBのUSBメモリ
・導線(80℃耐熱)
・紙
・ヤマト糊

[Reference]
http://plaza.rakuten.co.jp/tonton326/12000
http://kaimonotai.isl.hk/?p=296
http://forum.eeeuser.com/viewtopic.php?id=3982&p=1
http://www004.upp.so-net.ne.jp/botchy/ssd.htm
http://www004.upp.so-net.ne.jp/botchy/ssd2.htm

タグ :EeePCメカ

  • Post time : 2009年01月05日 08:43│Comments(0)
    URL欄を実験的に消してる間に廃止されてしまいました。まあいいか。
     
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